伊勢志摩の獅子舞
  
  伊勢志摩は伝統行事の宝庫です。さまざまな民俗行事が残されていますが獅子舞もそのひとつ、各地で素晴らしい獅子舞が地元の人々によって守られてきました。
  きらり千選に寄せられたものはその一部ですが魅力的な獅子達が勢ぞろいしています。
(写真は伊勢市村松町の獅子舞)

獅子頭

獅子頭にはいろいろの顔立ちがありますが江戸時代のものは概して目鼻立ちが大きく、豪快で、漆の塗りもしっかりしていて美しいものが多いようです。
(写真は度会町下久具の獅子舞神事での獅子頭)

棚橋御頭神事

下久具御頭神事

相差荒獅子舞

的矢神社獅子舞

一之瀬神社獅子舞

宇賀多神社獅子舞

伊勢路のお獅子舞

奈屋浦恵比寿神社例祭

東大淀御頭神事

村松町御頭神事

有滝町御頭神事

高向お頭神事

官舎神社御頭神事

城田神社獅子舞

田丸神社七起しの舞

宮古の石風呂と獅子舞

鳥羽春祭り

山田寺獅子舞神事

 獅子頭のたてがみ

 天狗

 獅子舞の踊り手

 笛や太鼓

   獅子の頭には毎年新しく
半紙で「たてがみ」がつけられ
るのが通例です。
  獅子の赤黒い顔を引き立た
せる美しいデザインですが、こ
れが縁起物として、観客にとられてしまうところが多いようです。

(写真は度会町棚橋の獅子舞神事での獅子)

  獅子舞のいくつかに、
天狗が出てきます。獅子を
からかったり(鳥羽)、暴れ
るのをいさめたり(的矢)、
松ぼっくりを投げられて観
客を追い回したり(山田寺)、
解釈や演出はさまざまです
が獅子舞をいっそう楽しい
ものにしてくれます。
(写真は山田寺の獅子舞神
事での天狗)

  獅子舞はほとんどが一人か二人で舞われ
ますが、後足が2人(鳥羽)、或いは10人(的
矢)というのもあります。
  10人ともなると獅子頭の動きに後足がつい
ていけない場面もあり、愛嬌があります。
(写真は的矢神社の獅子舞

  獅子舞に笛や太鼓の鳴り物は欠かせません。冬の乾いた空気の中に響く笛の音は日本人であれば誰でも郷愁を感じるもののひとつでしょう。
(写真は独特の装束で笛を吹く鳥羽相差の荒獅子舞の皆さん)