252.二見町松下弓祭り
( 二見町松下 )
古くから伝わる弓祭りだがその起源はまったく不明である。現在も松栄会の皆さんが一生懸命伝統を守り、続けておられる。
2008-4-8
素襖に烏帽子姿
素襖に烏帽子姿(写真)の7人が主役。その他は裃姿で弓を射る人が8人ほど。いずれも松栄会のメンバーとそのOBです。
松栄会は青年団の存続が難しくなったときに生まれた地元の会で、弓祭の保存に力を尽くしている。
(別画像)宮司によるお祓いの後、弓曳きの舞台の左手に来賓として招かれた区長と地下総代が着席。奉射が始まる。
的は大小4つ
大きいものから壱文的(一尺7寸)弐文的(一尺五寸)三文的(一尺三寸)五十的(九寸)の4つ。きれいに彩色されている。
甲矢、乙矢二本を全員が射了するのを「1けな」と称し、大小あわせ7けな半で終了する。ただし最後の五十的は誰か一人が的に当てるまで続けるのだそうだ。
和弓の難しさか、なかなか当たらない。矢が地面をはって跳ね返って当たるものもある。
(別画像)弓引き台の背後にある「陣屋」。弓引きに参加する人々の待合室。
2008-4-8
2008-4-8
巻藁
弓祭りのために神様にご滞在願う場ともいうべきものがこの巻藁。
「大ぜき」「小ぜき」(祷屋か?)宅に置かれ、祀られる。
昔は2月のはじめに巻藁作り(巻藁普請)が行われたが、現在は弓祭り前日に作られている。巻藁が祀られた部屋は女人禁制とか。
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伊勢市二見町松下。旧暦3月3日。弓祭りは松下区の消防前の広場。
(2008)13:00〜15:20 ※松下社ではないのでご注意を。
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