26.駒ヶ野の舟付き場跡   ( 度会町駒ヶ野 )

伊勢志摩きらり千選
推薦のことば
駒ヶ野は江戸時代に田丸藩佐八方の御仕入方役所があり、一之瀬谷の薪炭・用材などを舟積みする商人たちで賑わった。広報わたらいで船着場跡に舟を止めておくための鉄の網かけが残っていると書いてあったのでみんなで探しにいった思い出がある。(度会町、34、男)
        2004-7-7撮影
駒ヶ野
 江戸時代には田丸藩佐八方の駒ヶ野御仕入方役所が設置されていた。ここは一之瀬谷の薪炭・用材の舟運による搬出地であり、また、南島方面からの魚荷もこの地に集められて舟積みされた。そのため商人の貨物集散活動で賑わった。

 しかし、明治になって御仕入方役所も廃止され、明治21年には道路も改修されて、車馬の交通が便利になると舟運に頼るものは激減し、商業・舟運は衰微した。
   -「度会町史」より

駒ヶ野の舟付き場跡
 船をつなぐ網かけ(写真丸印:コンクリートに埋め込まれた鉄の丸棒)が今も残っている。

 この船着場のすぐ上に住む岩井さんにお話を伺った。
「朝、荷を積んで大湊へ下って、たいていは1泊するんですが、その日の内に戻ってくる者もいました。

 大湊からの戻りは、一人が舵を取り、一人が陸を歩いて紐で引っ張るんです。棕櫚紐です。途中川底が浅くて船が通りにくい時は、同業の仲間が協力して川底をさらって通しました」

「水位は昔からこんなもんですよ。戦後砂利業者がそこいら中で砂利を持っていきましたからその分水位が下がったということはあるでしょう」

「これ(駒ヶ野)から上流は、岩が多くて船は使えません。ここが一番上流の船着場です」

      2004−7−7撮影
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夏には
僕は駒ヶ野に住んでいましたので、この場所に行った事あるし、夏には帰省した時に、兄弟とこの場所で泳いでいます。
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インフォメーション  

度会町駒ヶ野

 


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