250.蘇民の森(松下社)   ( 伊勢市二見町松下 )

伊勢志摩きらり千選
推薦のことば
伊勢志摩地域では玄関に「蘇民将来子孫家門」の門符を一年中飾っているがこの蘇民の森が発祥の地である。(二見町、56、男)
      松下社正殿 正面 2015-10-31 
(ポインタを当ててみる画像は)御遷宮前の正殿2003-4
蘇民の社、松下社(まつしたやしろ
  松下の氏神、松下神社。平安中期の阿倍清明が建立したと伝えられ、祭神は須佐之男命のほか、菅原道真と不詳一座を合わせて三座である。また、この地は、蘇民の杜とも呼ばれる。 少し詳しくは松下社の説明板を

   
ご遷宮のこと
  2015年10月25日に御遷宮が行われた。20年に一度、御魂を新しい殿舎にお移しする行事で、神宮の御遷宮の2年後と決まっているとのこと。 松下社境内のスナップ写真をどうぞ。

  
  なお、蘇民将来についてはおよそ次項のような昔話がある。
蘇民将来子孫家門
  須佐之男命がこの地を通った時、暴風雨に遭って、一夜の宿を富める巨旦将来に頼んだが、断られた。
  そこで、その兄の蘇民将来の家に行った。蘇民は貧しかったが、情け深い人なので、須佐之男命を暖かく迎えた。
  命(みこと)は喜び、そのお礼に「悪病が襲うから、家の周りを茅垣で囲うように」と教えた。翌朝村人はみな死んでいた。
  命は立ち去る時、「悪疫が流行したら蘇民将来子孫家門と書いて門口にはるとよい」と言い残した。
   以後この地方では、正月に門口に「蘇民将来子孫家門」の木札を注連縄で飾り、厄除けとするようになった。   
 *牛頭天王の説話もあるが、牛頭天王はすさのお尊(素戔嗚尊)と同一とされる。
 大楠 2021-03-10
(ポインターを当てて見る写真)境内の側から見た大楠
樹齢2000年の大楠
  古い楠の胴体部分の外側だけが残っていて、中は空洞、その根元部分から新しい木が生まれ、大きく育っている。

  昭和12年(1937)12月10日に三重県の天然記念物に指定されている。

  大楠の説明板
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二見町松下

 

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