58.剣祖祭   ( 南伊勢町五ヶ所浦 )

伊勢志摩きらり千選
推薦のことば
移香斎を顕彰しようと今年で20年。素晴らしい剣の達人の方々が日本全国、海外からも集まる素晴らしい祭りだ。剣士の方々の迫力ある演技は素晴らしい。(南勢町、42、女)
                無双直伝英信流の組太刀 2015−8−23 
         〔ポインターを当ててみる画面は)柳生新陰流大太刀           
木々を震わす裂帛の気合
  朝9:00、裂帛の気合が五ヶ所城址の木々を震わせます。
  愛洲公顕彰碑の前で行われた第34回剣祖祭の剣術、剣道諸流派の奉納演武です。

  関西一円及び宮崎、広島から集まった15を越す流派に依り、20近くの演武が行われました。武芸ものでおなじみの柳生新陰流や小野派一刀流などの名が並びます。

  使用される太刀は真剣、鞘付き木刀、木刀、袋竹刀、竹刀、それに薙刀,槍(いずれも木製)と実にさまざまです。
  2015年のプログラム抜粋をご覧ください。


2010年の演武スナップ
剣祖、愛洲移香斎
  南勢町五ヶ所は南北朝時代、南朝方の忠臣であった豪族、愛洲一族の居城があったところです。(城址の説明板

  その一族の愛洲移香斎久忠〔1452〜1538〕は、愛洲影流を生んだ剣の達人で、影流はその後、上泉武蔵守信綱の「新影流」の基となり、柳生但馬守の「柳生新陰流」などの源流となったといわれています。

  そのため移香斎は各流派から剣祖と崇められ、今日に至っています。

  演武は、試合をするわけではなく、組太刀にしても、型の演技になるわけですが、さすがに熟練者のそれは、緩みが無く、姿も美しく、実戦さながらの迫力を持っています。

  特に真剣を使う場合は、面や胴などの防具を使うスポーツ剣道とは異なり、迫力を感じます。 

          大和新陰流ーその姿の美しさ2015−8−21
 少年剣士によるフーセン割り試合 2010−8−22拡大
そうめんの振る舞い
  演舞は12時まで続き、最後は少年剣士に依るフーセン割りで午前の部が終わりました..

  午後からは恒例の愛洲の館での少年剣道試合と五ヶ所湾ヨット周遊が用意されています。

  城跡の麓にある愛洲の館の庭では、地元の有志の手で、そうめんが振舞われ、好評でした。竹の器に盛られ、氷で冷やされていて、おいしいこと。

  愛洲の館の庭から見る
五ヶ所富士とお昼でくつろぐ参加者の皆さん
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剣祖祭
一刀流演武とコメントがある写真。英信流組太刀の写真です。平成二十二年分も同じ道場の演武。それ以外は未確認。一刀流演武して、写真の英信流の方々も存じ上げているので間違いありません。(Y.Tさん)
Y.Tさんへ:ご意見ありがとうございました。貴方のご指摘どおり私共の間違いでした。お詫びします。長いこと修正せず申し訳ありませんでした。(きらり千選実行グループ)
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インフォメーション  

南伊勢町五ヶ所。場所は五ヶ所城址(愛洲の館〔郷土資料館〕から裏手の山に上る)
主催は南伊勢町五ヶ所浦、剣祖祭実行委員会
問い合わせ:愛洲の館TEL0599-66-2440

マップ
 

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