切原上出、岡出地区の石垣塀   ( 南伊勢町切原 )

伊勢志摩きらり千選
推薦のことば
見事な石垣の塀が上出地区には続いている。残していきたい。歴史遺産である。(南勢町、66、男)

                       上出地区の石垣風景2015−8−1 
      (ポインタを当ててみる画像は)上出地区の隣家境界にある石垣塀
素晴らしい石垣と石垣塀
  南伊勢町の切原には各家の周囲に素晴らしい石垣と石垣塀が残されています。
  切原の岡出地区と上出地区
で、特に上出は切原浅間山の裾野に位置し、坂が多く、その坂に沿って石垣が組まれ、坂道ゆえの様々な工夫を見ることができます。

  石垣は多く幕末から大正年間に作られたもので、
(1)この時代この地域が農業で比較的生活が豊かであった
(2)周囲の山川に石 材が豊富であった
(3)優秀な石工がいた

等が大きな要因とのことでした

尚、今回の取材では地元上出地区の右田嘉次様に丁寧に教えていただきました。ありがとうございました。
石垣の石に道標が
  街中の通りに面した石垣に道標が刻まれていますいずれも山田(伊勢)への表示で、この通が昔の街道を示しているのだそうです。

  右側の道標には「安政三辰正月□」とあり、この石垣も江戸末期に作られたのではないかと想像されます。 
                      
   
石垣塀は高さが様々
 
  石垣塀は高さは平地ではほぼ170cmほど、坂の多い上出では高さはまちまちですが、だいたい家の軒の高さまであります。 しかしこの高さは家の周囲の一面であることが多く、他はかなり低くなっています。高いのは道に面した面、或いは隣家との境界などです。


  想像するに石垣塀の用途としては、、通行人に覗かれないこと、冬季の風除け、火事の際の類焼を防ぐなどが考えられます  
        左は岡出のもの、左は上出のもの 2015-8-1拡大
            岡出地区の石垣塀の山石の使用例     2015-8-1
    (ポインタを当ててみる画像は)岡出地区の石垣塀の川石の使用例 
石組は美しく豪快、奔放もあり
  石垣も石垣塀も一つ一つを観察すると いづれの石垣も石の表情を生かし、個性的なつくりで、美しいものあり、豪快なものあり、天衣無縫なものありです。
  川石、山石によって大きく表情が変わり、石垣の壁面を平に見せるか、石の姿そのままでまとめるかで、イメージがガラッと変わります。

石組みの様子

  なお、塀の厚みは約60〜80cmぐらいで,内側は15cm大の石が丁寧に積まれています。
  また、塀の上端はコンクリートで固められているものが多く、これは雨水が塀の地盤を崩すことを防ぐためだそうです
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インフォメーション  
       南伊勢町切原上出、岡出地区。
 

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