31.石風呂、獅子舞   ( 玉城町宮古 )

伊勢志摩きらり千選
推薦のことば
県指定の無形文化財毎年2月に行われる神事。(玉城町、49、男)
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                   2006-2−1撮影
宮古石風呂
 石風呂神事は獅子舞行う前に舞役の男性8人が身を浄めるために行われるものです。ちなみに8人は宮古地区で毎年交代で勤めるとのこと。

 梶原寺の境内に間口3間奥行き2間ほどの小屋があり、その内部に素朴なサウナがあります。火で焼いた石の上に丸竹のすのこをのせ、その上に池の水を含んだ筵を載せると、もうもうたる湯気です。

 昨夜から火が入った石風呂に早朝6時半、手ぬぐい一つで男達が交代で入ります。中は4人でいっぱいです。

詳しくは現地の説明板〔拡大画像)をご覧ください。

獅子舞
 夜7時梶原寺境内で焚き火が燃え、太鼓がうたれる中、天狗役〔小6〕とのやり取りの後、獅子は勢いよく境内を一周します。基本動作はこれだけで、これを7回繰り返して終りとなります。

 この舞を梶原寺、会所前、広泰寺脇、1本松と4箇所で行い、11時半過ぎ、一本松で剣を持って舞い、終了となります。

 宮古の獅子は後ろまで続くたてがみが特徴で、夜の闇の中に白く浮き立っています。獅子頭は箱書きによれば「元禄5年〔1692〕再興」とあり、衣装は平成4年作成と書かれています。

                 梶原寺境内で2007−2−25撮影
           広泰寺門前で2007−2−25撮影
広泰寺住職の読経
 この宮古では、獅子舞はお寺さんとのつながりが深いようです。
獅子頭は梶原寺で管理され、境内での獅子舞の途中では般若心経により厄除け(?)をしてもらい、ここ広泰寺では住職から同じく般若心経を唱えてもらっています。

 唯一、会所前で行われたご神木に対しての参拝が、神様への祈りの形をとっていました。

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インフォメーション  

度会郡玉城町宮古。(2007年〕5:30石風呂神事、8:00獅子頭蔵出し、化粧
19:00梶原寺境内獅子舞、19:30会所前神事、20:00広泰寺駐車場で獅子舞、21:00会所前で獅子舞〔休憩〕、23:00一本松で獅子舞。

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