33.幸神(さいのかみ) 初申大祭   ( 玉城町山神 )

伊勢志摩きらり千選
推薦のことば
3月の初申の日 毎年行われる神事(玉城町、49、男)
午後2時式典で本殿前に集まる人々 2017-3-10
(ポインタを当ててみる写真は)宮司の祝詞に頭をたれて
幸神 神殿
  神殿は石段を登って、小高い森の中にある。昔、部落をつなぐ道の分岐点に祀られた「塞の神」が、今日の姿になったという。

  御祭神は猿田彦大神である。

  毎年初申のこの日は、大勢の人々が参拝に来る。この神社は特に子授けに霊験あらたかとかで、神事の後、宮司に願い事を託す人々が絶え間なく続く。

  初申の例祭では式典が午後2時から1時間ほど。幸神社の宮司に加え、田丸神社、小俣町の官舎神社の宮司も参加しての式典。修祓、開扉、献餞、祝詞…と型式どおり行われる。

  式典の前後に参拝者の願いに応えて神職によるご祈祷が行われている。→その様子

  由緒の詳細は、社務所でいただいた神社の由緒と年間行事をご覧ください。

屋台もにぎやかに
  参拝は参道の幾つもの白い鳥居をくぐって、神殿に向かうが、その参道脇には露店が並び、にぎやかで、独特の雰囲気に包まれる。

  ただ、この数年その露店の数がめっきり減ってきている。神社への参拝客が減ってきているためで、特に少子化の影響が大きいという。

  以前は味噌でんがくなどもあって、味噌の焼けるかおりが香ばしく、大正時代の初からある幸の神名物だったそうだ。

  年によっても異なるだろうし、また来年を期待しよう。

  
 

参道脇をにぎわす屋台 2016-3-3 
(ポインタを当ててみる写真は)2006年の初午例祭の様子2006-3-8
               目の神様 2016−2−15
様々な神様が
  さすがに民間信仰の古い神社である。境内には「目の神様」(左の写真)や「瘧(おこり)の神様」などが祀られている。瘧の神は子供の疳の虫、寝小便、引きつけ、熱病にご利益があると説明板にある。→瘧の神


  神社を維持・運営しているのは、幸神社宮司とここ積良(つむろ)の氏子、それに自治会関係者。社務所でお札などの販売にいそがしい。







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インフォメーション  

玉城町中心部からから山神経由、積良へ
道路の右側の小高い森にある。

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