184.船越の火まつり
( 志摩市大王町船越 )
A.船越地区では大晦日の夜、花襦袢を着た若者達が前浜に集い、火のついた芝木をさおではねあげる
神事。(トトツリアイともいう。)(大王町、65、女)
B.浜で元日の0時すぎくらいから始められ、はなじばんをきた青年達が大勢で炎を舞上げ、とても迫力が
あってすばらしいです。(大王町、17、女)
C.若者が新年の朝日に向かって火をかき上げる勇ましい様子。年末(31日)〜1月1日にかけて.
(大王町、53、女)
この火の粉に豊漁を祈り
2014-1-1
トトツリアイ
大晦日の夜から元旦の朝にかけて、船越の前浜で行われる火祭りが「トトツリアイ」である。
若い男子が派手な女物の長襦袢(花襦袢と言います)を着て、頬かぶりをし、燃え盛る火に丸太を突き刺し、火の粉を空に舞い上げる。
カツオ釣りの様子をあらわしているとも、カツヲの群れを表しているとも言われ、豊漁を占う行事である。
別名トトツリアイとも言う。
また、女物の衣装は男性が女装することで海の神から嫉妬されないのだという。
2014年のトトツリアイの様子を動画でどうぞ
火の粉は海に入って魚に
船越の前浜に南北に2つの山になるように柴木を積み上げ、これに火をつける。
午前0時30分 ごろシバキも尽き、火勢が衰えたころ、青年たち4〜5人が1組になって、長さ6〜7mほどの丸太(杉或いは檜)を燃え盛る火に突き刺し、焚き火側にいる若者の肩を支点にして跳ね上げると、火の粉が高々と舞いあがる。
この所作が何回となく繰り返され、1時過ぎに終了となる。(2014年)
この火の粉が海に入ると魚に変わると伝えられ、小さな火の粉はイワシに、大きな火の粉はカツオになるといわれているそうだ。
火の粉は海に入って魚に
2014-1-1
拡大
アタラシキ、新春祝いの言葉が述べられて
2014-1-1
大晦日行事
船越では大晦日はこのトトツリアイに先立っていくつかの行事がある。
小学生が船越神社の境内で燃やす木を集める
アカシ集め
、青年たちがトトツリアイのために集める
シバキ(柴)集め
。
元旦の午前0時を合図に自治会の代表が神社境内で住民を前に新春の祝い言葉を述べる
アタラシキ。
この後4人一組で各家を廻り、祝い言葉を述べ、祝儀をいただく。など他にもいくつかの伝統行事がある。
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志摩市大王町船越
トトツリアイは毎年、正月1日朝0:00から1:30頃にかけての行事
ねぎたき
名のりシメ切
石鏡の祷人
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