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A.大内山川に昔から伝わる鮎の伝統漁法。泳ぎまわる鮎を竹ざおの先に針をつけ、ひっかけ、しゃくり
あげる熟練技。子供達に残してやりたい。(紀勢町、48、男)
B.鮎は釣るものと思っている人が多いのでしょうが、大内山村の人々はシャクル(ひっかける)んですよ。
(玉城町、51、女)
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柳原橋川下 2003−9−14 |
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男達の激しい「しゃくり」競争
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9月14日午前10時解禁の合図とともに,川原で待機していたウェットスーツ姿の男達が一斉に川に入ります。まずは夫々に「えり(網)」と呼ばれる帯状の網を対岸まで張ったあと、急いでシュノーケルをつけ、釣り竿を掴んで、水に入っていきます。
限られた数の鮎を追って,男達の激しい「しゃくり」競争です。鮎を引っ掛けては手早く腰の魚篭に入れ,また潜ります。
しかし激しい競争も約30分。えりにかかった鮎をはずした後はあれっと思う間に皆さんもう帰り支度です。ここ柳原の鮎は獲り尽くしたのだそうです。
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独特の釣り竿で「しゃくり」ます
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今年(2003)の大内山川のしゃくり漁(漁協では「ひっかけ」と呼んでいます)の解禁は9/14でしたが,これは専漁区での漁で、それ以外では7/27が解禁日だったそうです。
専漁区とは大内山川の20ヶ所に設けられた鮎の保護区で,6月1日以降友釣りは解禁となりますが,他の漁法は禁止されます。
しゃくり漁の道具はえり(網)と先端に針のついた釣り竿,更にシュノーケルつき水中眼鏡と魚篭です。
釣りざおが独特で,竿の先端についた大きな釣り針にはゴム紐が付いていて、鮎をひっかけた拍子に竿から外れるようになっています。皆さんそれぞれ御手製だそうです。
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えり網,と独特な釣り竿 2003−9−14拡大 |
本日の成果 2003−9−14 |
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「今年は数は少ないが型はいい」
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「 今年(2003)は鮎の数量は少ないが型はいい(大きい)」とは、鮎漁について色々教えていただいた奥山冶郎さん(三重県内水面漁場管理委員会会長)の感想です。
写真は奥山さんの本日の魚果,鮎24尾でした。
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